新しい大学入試改革

2020年、現在の中学1年生が大学受験の年から新しい入試制度で行われます。今回の大学入試改革の方向性は、簡単に言えば一発入試から、多元的評価への変更です。具体的には、センターに代わる大学入試希望者学力評価テスト(仮)と各大学のアドミッションポリシーに基づく個別選抜の組み合わせで行なわれるとされています。そこで重要視されるのが、単なる知識のアウトプットではなく、それを踏まえて自分の考えに基づき論理的に思考する力や判断力、表現する力だと言われています。

 これまでは本質的な学びより大学入試で結果を出すことに注力せざるを得ませんでしたが、今後大学入試でより本質的な学習が求められることになれば、中等教育もそのようなものに変わるということです。大幅な入試改革を前に、すでに一部の私立小中学校では変化が起きているようです。しかし、公立の小中学校では具体的な変化は見えていません。

 志学塾では、設立以来「対話」と「リテラシー」を重視し、「読む・書く・考える」学習環境を提供してきました。この学びの三要素は、特に小学生のうちにしっかり定着しているとその後の高度な学習の伸びにつながることは、卒業生たちが実証してくれています。

リテラシーliteracy)とは、元々は「書き言葉を、作法にかなったやりかたで、読んだり書いたりできる能力」を指していた用語ですが、特に和製英語(Japanese English)において、「何らかの表現されたものを適切に理解解釈・分析・記述し、改めて表現する」という意味に使われている言葉です。

大学入試改革 新しい学習 東京大学 京都大学 水戸一高 高校入試 友部